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賞金の使い道:大隅良典さんが「若い研究者へのサポート」構想

2016/10/04

 ノーベル医学生理学賞の受賞が決まった大隅良典さんが10月4日、朝日新聞の単独取材に応じ、「若い研究者を恒常的に支援したい」と、自身に贈られるノーベル賞の賞金(約9400万円)をもとに企業などからの協力も得て、奨学金や研究費を提供する仕組みをつくる考えを明らかにした。

 同紙の報道によれば、大隅さんは1年ほど前からこうした仕組みづくりを考えており、今回の受賞が実現に向けた「きっかけになれば」という。自身の賞金だけでは「長くても5年ほどしか支援できない。若い人たちをサポートできる恒常的なシステムが大事」と述べた。企業の支援なども得て、少なくとも20~30年は続くような仕組みをつくりたいという。科学研究の支援のあり方について「日本でも社会全体が大学を支えるという認識が広がらないと、科学者は育たない」と強調した。

 

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