2018/03/24
工具のインターネット通販最大手、MonotaRO(モノタロウ、兵庫県尼崎市)は4月2日、初の実店舗となる無人店舗を佐賀大に開く。これを報じた神戸新聞(3/24)によれば、佐賀大構内に本店を置くソフトウエア開発のオプティム(東京)と業務提携。実証実験と位置付け、ニーズの有無や採算性などを見極める。店舗名は「モノタロウ AIストア」とし、平屋建て約100平方メートル。工具のほか、軍手などの作業用品、ビーカーやフラスコといった研究用品約2000点を販売する。スマートフォンなどの専用アプリに表示されるQRコードをかざして出入りし、商品のバーコードを読み取ることで購入、決済ができる。
オプティムは、開発した店舗管理支援サービスを使って店内のカメラの映像から客の動線や滞在時間などを分析。防犯にも目を光らせる。モノタロウの初期投資は数百万円程度で、月々の運営コストも十数万円程度に収まるという。同社は約1500万点の商品を扱い、尼崎市と茨城県の物流センターなどを拠点に約50万点を翌日配送している。